おじさんのいる幸福

こんにちは、140Bの大迫でございます。
湿気のせいか、アタマがやや重いです。
昨日も、一段落したし週末だしということで、
いっちょ飲みに行こうかと思っていたのですが、
結局、電車の中でなんだかぼーっとしてきたので止めました。
その代わり、よー寝ました。おおむね9時間。
久しぶりのK点越え(何の?)です。


最近、というかずっとですが、内田樹先生のブログhttp://blog.tatsuru.com/が、
こんなんタダで読めていいのかしらという感じで面白い。
こないだの「めちゃモテ日本論」も爆笑だったけれど、
今日の「若者はなぜうまく働けないのか?」も抜群に面白かったです。


今日のブログは大ヒットとなった『下流志向』のダイジェストのような形で、
タイトル通り「なぜ?」を解き明かしたものです。
以前、青山ゆみこに言われたことがありますが、
20代のこの時期に、内田先生という存在を知っていることは、
どれほど幸福なことか、と思うことがよくあります。


永江朗さんは新刊『新・批評の事情』の中で、最初に内田先生を取り上げていました。
見出しはたしか「時代はおじさんを求めている」というものでした。
そうやんなあ、と思います。
なんかヘンやなあ、それってどうなん? と思っていることについて、
おじさん(自分ではおばさんとおっしゃっていますが)が、
「それはね…」と答えてくれる。
しかも、誰にでも分かるような言葉で、あんまりアナウンスされないことを教えてくれる。
常識的なんだけど、目からウロコ、みたいな話を。


去年の年末くらいに、大学時代の同期6人ほどが集まったことがありました。
驚いたことに、女性陣3人は見事に職が変わっていて、
男性陣は口を合わせるように「会社を辞めたい」とか、
「この仕事を一生するつもりはない」と言っていました。
ちなみに、就職してちょうど3年にさしかかろうとする時期です。


たぶん、内田先生が今日のブログで書いていた「若者」という人称に、
僕を含め、同期の友人たちも入っているのでしょう。
とてもストレスフルな世の中には違いないと感じるのですが、
それでも正気というか、むしろそこそこごきげんに働いてゆけることに、
内田先生が深く関わっていることは間違いありません。


なんでまたこんな話を書いたかというと、
今日の夜、また同期で集まる機会があるからです。
それで、内田先生のブログを読んだら、
ちょうど「僕ら」に向かって書いてある気がしたからです。


新・批評の事情―不良のための論壇案内

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※あれ、なんでAmazonでは『下流志向』がヒットしないんだろう?