「街的」なレビュー。

江弘毅が「俺よりようわかってはるやんけ〜」と
感激していた書評サイトをご紹介します。

アドレスを見ると大阪外大の関係の方のようですね。


「fuera del bar」
http://homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~matsuken/anuario.actual.htm

青山ゆみこ的に、一部抜粋で立ち読み、とするならば…

「ただ、子供という人種は増長させるとどこにでも侵入しようとする。筆者も指摘するように、昨今急増した『大人の大阪』的な「大人の〜」という表現は、デジタル化された記号を消費することで俗世と渡り合おうとする子供にとってのディズニーランドのような想像の世界を提供しているのであって、決して「最近はちょいいけてる大人が増えた」わけでは決してないし、そもそも「大人の」という言葉遣いは普通ガキしかしない。大人の遊び、大人の飲み物、大人料金。子供は早く人間になればよいのであって、大人になるのではないのだ。そういう意味では、筆者が指摘しているように、お好み焼き屋に騒ぐ子供はいない。それは子供もきちんと人間扱いされているからである。ここが子供がガキ扱いされ野放しにされているファミレスとの大きな違い。
 もちろん、どうしても東京のような消費記号に溢れた大都市や、同じく均質が消費されていく郊外的なベッドタウンが劣等比較の対象になるため、若干“関西のダウンタウンびいき”が目立つ内容ではある。が、本書における「街場」なる空間概念はもちろん関西以外の地域でも適用できるものである。もちろん日本以外でも。いや、特定の空間に関わる具体的特徴と言うより、むしろそこを遊歩する人間の想像力の問題と言えるだろう。」

ていうか、前後の流れがあるので、原文を読まれたらもっともっと面白いです。

他の書評もとても読み応えがありますので、ぜひ、お読みになってくださいませ。