アジサカコウジさんの大人力検定。

ダイハクリョクに引き続き、
青山ゆみこからもイラストレーターさんのお知らせです。


内田樹先生のミーツ連載(『街場の現代思想』に収載)時にも
抜群のシュールでラジカルで気の利いた4コマ漫画を描いていた
アジサカコウジさんの新作です。



「来る3月8日、去年の秋頃から数百点におよぶイラストを描きに描いて描きまくって、ついに完成したコナミ謹製、任天堂DSのゲームソフト「大人力検定」が、とうとう発売されます。言っちゃあなんですが、実に面白いです。買っても、ほんのちょっぴりしか損はないとおもいます。きっと得のほうが千倍多いです。」(アジサカコウジのお知らせブログhttp://www.azisaka.com/blog/3月2日記)


大人力検定サイト↓
http://www.konami.jp/gs/game/otona/




アジサカコウジさんは佐世保出身で渡仏。
働きながら絵の勉強をされパリやブリュッセルなどでも個展を開催。
ソルボンヌ大学レヴィナスも勉強されたと聞いたことがあります。
現在は、ベルギーから長崎に拠点を移し活動中です。


私事ですが、青山は、渡辺京二さんの存在をアジサカさんに教わり
『小さきものの死』そして、『逝きし世の面影』を読むこととなりました。
人間と厳しく対峙しながらも必ず笑ってしまうアジサカさんの作風は
大きな懐と鋭い視点と人の哀れがポップに同居していて
唯一無二だといつも感動します。


氏のWEBサイトも哀しいことや嫌なことを吹き飛ばす作品に満ちています。
とにかく面白いので、ぜひ!
http://www.mach-factory.co.jp/iwashi/index2.html
青山はCINEMANGAの「ノーパンミホシリーズ」の
「ミホとピノキオ」がたまりません。


長崎市長射殺事件に触れる度に
長崎にいるアジサカコウジさんと話がしたくなり、
そしてしたくなくなります。


怒りと絶望と悲しみの中で、
それでもアジサカさんは笑っているのだと思います。
糾弾とか責任追及とかではなく
泣きながら笑いながら今日も絵を描いているのだと思います。