ホワイトボードはえらい

ここのところ、140Bでは打ち合わせが目白押し。
チーム内でのミーテイングはもちろんのこと、
今週に入ってからは、ほぼ毎日誰かが来て、いろんな本の企画を考えたり、
最近発売になった雑誌について放談が交わされたりと、
とにかくまあ誰かが何かしらオモロそうな話をしていて、
それを聞きつけた別のスタッフが「それ、おもしろそうですね」と、
パソコンに向かっているのに飽きたのか加わってきて、
だんだん人数が増えていって、オモロかった話がさらに雪だるま式にオモロなって・・・
というような具合で話がどんどん膨らんで行くのであった。


昨日も某旅行会社系列の出版社さんと打ち合わせをしていた。
11月に1冊タッグを組ませてもらうことが決まっているのだが、
その本に付いての話はひととおり終わった後、先方さんがおずおずと、
「あの〜実はもう1冊来年の早々に出したいんですが・・・」。
いわばその話は「ついで」の話なのではあるが、そこから盛り上がること1時間半。
むしろ本題よりも盛り上がったんちゃうんか? というくらいで、
「なんかもう1冊できたような気がする(笑)」と満場一致。
確かに「できたような気になる」というのは編集の仕事においてはままあって、
そういう時は会議で盛り上がって一気に何もかもが決まるというパターンが多い。
逆に言えば何回も話し合わないといけないものは、
けっこうドン詰まりのものが多くてしんどかったりする。
ちなみに、社長こと中島の口癖は「企画書は話を受けてから3日以内に!」。
最初に聞いた時は、えらい早いことせなあかんねんな〜と思ったもんだが、
3日以内で書き上げられないような企画は、自分自身が企画に対して乗れていない証拠で、
あんまりやらない方がいいということだ。


ところで、こういう打ち合わせの時に大活躍するのが、
140B名物(?)のこのでっかいホワイトボードだ。


初めて事務所を訪れた人がもれなく驚くこの白板は、
事務所の設計をしてくれた間宮吉彦さんのアイデアである。
打ち合わせの時に飛び出したフレーズや、その本のポイント、デザインラフなどは、
どんどん白板に書き込まれていくから、打ち合わせの盛り上がりと、
白板の埋まり具合は正比例することになるのである。
ということは140Bが、いまオモロいことをやっているかいないかも、
この白板を見れば一目瞭然、ってことになるのかも知れない。
というわけで、ホワイトボードはえらいのである。   
(おおさこ)