「街的」への書評

おはようございます。
出社中、誰かが広げたスポーツ新聞の最終面に踊る、
佑ちゃん 9日に家族会議」という見出しに、
思わず苦笑してしまった、大迫力と書いておおさこちからです。
だって「家族会議」っすよ(笑)


さてさて、昨日は青山ゆみこが街的な服屋さんを紹介していましたが、
今日は江弘毅の『「街的」ということ』に寄せられた書評を紹介しようと思います。
8月28日の日記でも書いたkuriyamakoujiさんという方が、
bk1書評にて書いてくださったものです。→http://www.bk1.co.jp/product/02704604/review/440965

書評を読ませてもらって思ったのは、
非常に丁寧に、深く読んで頂いているという印象でした。
文章中にこういう一節があります。


「始めに言葉ありき、そう「街的」があるのです。
そのフレーム、規矩を生きる。でも、それは抽象的なものではない、
日々の実践を通じて具体的に立ち上がるものである。」


うんうん。僕自身もまさにその通りだと感じていました。
「街的」という言葉を生み出したことによって、
江弘毅自身の生活というか、街の見え方はがらっと変わったんだと思います。
僕も以前はミーツで働いていたのですが、
この「街的」という言葉を知る前と知った後では生活が変わっているように思います。
「こういうのは街的やなあ」などと思いながら街や店で過ごすのですが、
それが果たしてほんとうに「街的」なのかどうなのか? 概念としては、
くっきりとは分からないという点もまた、この「街的」の面白くも複雑なところです。
この「街的」という概念、kuriyamakoujiさんの言葉を借りれば規矩を用いることで、
それまで気がつかなかったことが、読んでいただいた方ひとりひとりに、
「街的なもの」として立ち上がってくるのでしょう。
(ちなみに、kuriyamakoujiさんのブログは→http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/


がらがらっと話は変わってお知らせです!
江弘毅の連載「東京出張vs関西出張」が掲載された雑誌『トム・ソーヤー・ワールド』が発売中です。
140Bに送ってもらった誌面を眺めると、とても分厚い、世界観のある雑誌です。
江のページでは毎号ひとつのテーマをもとに、出張時に立ち寄りたいお店を東西1軒ずつ紹介。
1回めのテーマは「相席」。写真を見比べたら…きっと笑っちゃうはずです。
創刊号の特集は「ガツンと頭に効く本」やロバート・キャパなどなど。
おっと、明日は「著者は語る」に江が登場する『週刊文春』の発売日じゃねえか。
んーめでたい。