とにかくアマが売れている

『東京タワー』よりも『美しい国へ』よりも『まんがパレスチナ問題』よりも、
とにかく『メイドイン尼崎本』が売れまくっている。
なんせ発売初日から3日間の消化率が38・8%という驚異的な数字。
つまり1000冊仕入れたうち、既に388冊は売れているということで、
本の初速としてはフェルナンド・アロンソ並みにスゴいのであります。


おっと、あまりの驚きに自己紹介も忘れてました。
尼崎で生まれて育って遊んで学んだ140Bのおおさこちからでございます。
面白いとは思いつつも、まさかこんなに売れるとは! 
営業にもなおさら力が入るっちゅうものです。



この本は、尼崎の店や食べ物や人や産業を紹介するもので、
大まかに言えばガイドブックであるわけです。
にもかかわらず他の街ではあり得ないほどバラエティに富んでいて、
他の街の人が読んでも笑えて行ってみたいと思える内容だというのは、
編集を担当したあまけん(http://www.amaken.jp/)の若狭さんや綱本さんはじめ、
TMO尼崎(http://www.genki.or.jp/)の北村さんたちのご尽力に他ならないわけですが、
やっぱり尼崎という京阪神、いや日本でも類を見ないオモロイ街ありきでしょう。


尼崎という街は、商店街を中心とした商業の街であり、
沿岸部を見れば工場が林立する工都であり、
江戸時代には城もあった由緒正しい歴史のある街であり、
阪神間の少し洒落た空気も混じった街であるわけです。
このことはいろいろなところで書いていることですが、
そういう「一括りにできないこと」こそが尼崎という街の総体であるわけです。
たぶん、この本の重量感というか、本から伝わる圧倒的なボリュームは、
重層的で多面的な街そのものなんだと思います。


尼崎で大ヒット! の看板を引っさげて、もうすぐメジャーデビューの予定。
とにかく、乞うご期待、であります。


それから、「関西ダ・ヴィンチ」の収録された『ダ・ヴィンチ』もいよいよ明日発売。
長澤まさみと同じ号に載れてムフフ…なんていう独り言はさておき、
なんと[紀伊国屋書店梅田グランドビル店][紀伊国屋書店本町店]では、
紹介されている関西弁の本を集めたフェアを開催して頂ける予定です。
お近くの方はぜひ覗いて、『ダ・ヴィンチ』と一緒に関西弁本も買ってくださいね〜。