嬉しいおたより

こんにちは。140Bの大迫力と書いておおさこちからです。
そろそろこの自己紹介にも飽きてきた気もしますが、
やっぱりいきなり「大迫力」ではよく分からないので書くことにしました。


昨日の夜は松本創とともに尼崎のフリーペーパー『南部再生』の編集会議。
フリペとは言えちゃんと編集会議をするんですよ。
連載コーナーのネタ決めから、次号特集の「この尼崎本がスゴい!」の構成まで、みっちり2時間。
次号も面白くなりそうだ(編集会議の後はたいていそう思うのですが)という感触と共に散会。
『メイドイン尼崎本』の仕掛人でもある、尼崎南部再生研究室(あまけん)の若狭さん・綱本さんを伴い、
阪神尼崎駅近くの焼鳥「鳥栄」へ。キモやひっぷやらでぐいぐい熱燗を飲みながら、
尼崎の未来について激論を交わす「憂国の士」と化す(ほんまかいな)。


明けて、今朝。会社へ入ると宅配便で本が届く。
開けて、びっくり。西加奈子さん新刊『通天閣』が入っている。しかも3冊(じ〜ん)。
西さんには過日、『ダ・ヴィンチ』11月号内の小特集「関西ダ・ヴィンチ」にて、
ミステリー作家の黒川博行さん、江弘毅と共に、小説に登場する関西弁を考える対談にご登場いただいた。
その際には大阪、それも通天閣の前でも撮影を行い、ダイビルにも来てもらった。
自分たちで言うのもなんですが、とても話の弾む良い内容のものだと自負していたが、
それを覚えておいて下さって、わざわざ贈ってくれたのである。


さっそく、ざくざくっと拝読(中島社長、すみません)。
『さくら』や『きいろいゾウ』はどちらかと言えば関西弁のセリフが中心で、
だからこそ面白く、斬新だったのだが、今回はセリフ以外の地の文もけっこう多い。
それがまた西さんの味である関西弁のリアリティある音感を引き立てている。と思う。
西さん、本当にありがとうございます!!

筑摩書房/1,365円)