出産祝いをたくさんいただく

こんばんは。140Bのおおさこちからです。
昨日、キョースマ見本誌出来のことを書いたら、
あちこちから早速のおめでとうございますメール&コールをいただきました。
どうもありがとうございました。


さて、昨日、我ながら変わった雑誌とかナントカ書いたものの、
あんまり具体的な内容には触れていないことに気づいたので、
ざっとダイジェスト的に書いてみることにします。


巻頭は永江朗さんの文章で始まります。
永江朗さんが、下京の下町や職人世界を、マリンバ奏者の通崎睦美さんに案内してもらうというもの。
当初は、一連の流れやお二人のやり取りをこちらで書いて、
永江さんには総論的なコラムを書いて頂こうと思っていたのですが、
永江さんの原稿がそのまま町取材であり、かつ下京のコミュニケーションとは何か? の考察であり、
早い話が間然するところが何も無かったので、そのまま全編通すことにしたのです。
こういうことは雑誌の中ではよくあります。店取材に行ったらエキストラを雇ったかのように、
いて欲しい場所にいて欲しいファッションの人がいたりして、思いがけなく良い写真が撮れたので、
これを扉にしちゃおうというような(もちろんその逆も然りです)。
永江さんの原稿は簡にして要を得るというか、淡々と進んでゆきます。
その中に時折、すっと鋭い考察が入ってくる。ヘンな説明を加えなくて良かったと思いました。


「あたらしい京都のにおい」というページがあります。
季節の初めということで、春の訪れと共に新しくなるスポットを紹介するページで、
情報誌ならば(キョースマも突き詰めれば情報誌ですが)ニューショップのコーナーという感じでしょうか。
登場するのは伏見桃山城運動公園(旧・伏見桃山城キャッスルランド)に承天閣美術館の新館。
ニューショップで運動公園を扱うのかと考えれば、なかなかケッタイなものです。
ちなみに、承天閣美術館新館のオープン記念特別展は伊藤若冲です。


「春のおめあてカレンダー」というページがあります。
ほかのページで載っているいろいろなスケジュールをまとめると共に、
あちこちでやっているお祭りや行事なども併せた歳時記カレンダーです。
京都人にとって季節はお祭りと一緒にやって来る、という感覚から生まれた企画で、
それぞれのお祭りにはキャプションが付いているものの、
「インターネットで調べたら分かることを載せてもなあ…」ということで、
地元民のおしゃべり感覚の紹介(?)が付いています。
たとえば宝鏡寺の雛祭りには「京都で雛祭りと言えばやっぱりここというイメージ」。
そ、そんな何の根拠もなく言ってしまってええんか!? という感じですが、
地元の人から見たらこんな感じですよ、というのを知るには良いと思われます。


『しぶちん京都』でブレイクしたグレゴリ青山さんのコラムはその名も「ヨソさんといっしょ」。
第1回目となる今回は、八条大宮のスパイスショップ店長であるスリランカ人の女性に連れられ、
彼女がいつも行っている買いものコースを一緒に回ってもらいました。
スリランカレディがちょうちょの柄のTシャツを着ているのを見て、
どこで買ったの? と尋ねて、その返答に驚くくだりはサイコーです。


さらには「大丸さんと高島屋さん」。
デパ地下グルメとか百貨店ニュースではなく、あえて言い切ってしまうあたりがキョースマ流でしょうか。
あるいは、一級合格者に楽しみ方や受験のポイントなどを伝授してもらう「キョースマ版・京都検定」。
町の中のごくごく小さな季節の移り変わりを定点観測してもらった「キョウト・カメラ」では、
出町柳の可愛らしいパティシエールにカメラを渡して2ヶ月ほど観測してもらいました。


京都の方には「そうそう」と、京都が好きな人には「なるほど〜」と、京都以外の方には「へぇ〜」と言って、
読んでもらえれば不肖・オオサコ、光栄の限りなのであります。