愉快な週末

おはようございます。140Bの大迫です。
ずいぶん暖かくなってきました。ずっと暖かくて、ちょっと寒くなって、
今度は本格的に暖かくなるというのはどうもへんな感じですね。


土曜日は岡崎武志さん(http://d.hatena.ne.jp/okatake/)のトークショーに神戸・元町[海文堂書店]へ行ってきました。
岡崎さんは、ミーツの本・書店特集でお世話になって以来、なにかとやりとりをさせてもらっています。
ミーツでは「京阪神 古本道場」という企画に登場していただきましたが、
これは岡崎さんが師匠となり、「こんな本を見つけてくるのじゃ!」と指令を飛ばして、
弟子たちが京阪神の古本屋を奔走するというものでした。
大阪の書店をまわった僕はその成果(?)を認められ、
師匠の名前を1字頂戴して、「大迫武力(ブリキ)」なる古本名をいただきました。
つまり、『古本道場』(ポプラ社)で岡崎さんに弟子入りした角田光代さんと同列ということです。
(それがどないしたんや)

古本道場

古本道場



トークショーは、岡崎さんの新刊『読書の腕前』(良いタイトルですよねえ)発売を記念したもので、
やはりと言うべきか、見るからに本が好きそうな方々が集まっておられました。
古本好きの方には、共通する容姿というか雰囲気があります。
物静かでまじめな感じなんだけど、口元にふんわりとした笑みをたたえていて、
「どうぞ!」と言われたら自分の好きな本や作家についていくらでも喋れそうなわくわく感が全身に漂っています。
岡崎さんの文章は常に軽妙で愛嬌がありますが、これは関西人のサービス精神だけでなく、
そこらへんの「誰かに聞いてほしくてしょうがない」わくわく感に満ちているのかもしれません。

読書の腕前 (光文社新書)

読書の腕前 (光文社新書)



トークショー&サイン会のあとは、打ち上げということで、近くの居酒屋[松や]へ。
場違いになるかと思いながら恐る恐る参加したものの、みなさんたいへんフレンドリーで、
岡崎さんを囲んでお造り、唐揚げ、串カツでビール・焼酎をがぶがぶ飲む。
主な話題は「女性店主の古本屋におけるおじさんのふるまい方について」、
「東京と大阪のテレビ局の応接の違い」など。
またお仕事をさせてくださいと師匠にご挨拶をして、失礼する。



で、その後が、長かった。よく飲ませてもらっていた居酒屋の店長さんが、
最近、店を変わったとのことで、久しぶりにご一緒させていただく。
ムーンライトで待ち合わせ(東京帰りの青山ゆみこに遭遇)、バーボンソーダ2杯で助走し、
串カツの[タカハ]、[金山園]で焼飯と汁ビーフン、坂を上がって[トライブ][ロバアタ商會]を転戦。
尼崎に帰り着いた頃にはすっかり深更。


翌朝、ひどい二日酔いで…と思いきや、意外に快調。
しかも、立花駅近くでなかなか文庫の品揃えの良い古本屋に巡り会う。
前から知ってはいたけれど、ちゃんと見たらきれいなものが多いし、ブックオフより20〜30円安い。
これも師匠のご加護かもしれません。


↑サイン会中の岡崎さん。
持ち時間きっかりに終わるあたりがさすがでした!